前回の続き(定期試験5科目30点!Kくんの逆襲!その5)です。
合格発表当日、何人かの生徒が合格を伝えに来てくれてました。
そこに、Kくんの車が塾に到着。
車からはお母様だけが降りてきました。
「ダメでした。今は本人来る気力がないようで。受かったと思っていたようで、相当ショックを受けて。。」
私からは、来れるようになったら必ず来るようにとお母様に伝えました。
数日後、Kくんから連絡がきました。
「なかなか時間が取れなくて、行けなくてすいません。」
元気な声がきけて、安心しました。
「よし、昼飯食いに行こう!」
塾に来たKくんは本当にたくましく見えました。
県立高校は不合格でありながらも、やり切った充実感がみなぎってました。
宇都宮清陵高校まで入試の点数を聞きに行ったそうで、
”5科目264点”
立派です!
今回の県立入試は、例年より難しく、30点ぐらい平均が落ちているのではないかと言われています。
Kくん曰く、「220点ぐらいでも受かった生徒いた」とのこと。
やはり内申点が足を引っ張ったのでしょうか?
時々目にする名言ですが、
「夢は、いくら努力しても叶うかわからない。
それでも、努力し続けなければ夢は絶対に叶わない。
そして、努力する過程が貴重である。」
本当にそうだと思います。そして、Kくんは私の思いをしっかりと体現してくれました。
Kくんとの会話の中でこんなことも言ってました。
「作新に行ったら、(好きな)バスケ部に入るけど、1時間は学習してから1時間遅れで練習に参加するように先生に言うつもりです。」
もう、びっくりです。こんなに計画性のある生徒でしたっけ・・
そして、
「先生、行く大学を決めました。オレ、明治大学に行きます!」
ひょえーって感じです。
きみほんとうにKくん?(笑)
早くから目標を決めて努力すれば叶いやすい!ということを伝えたことを覚えてくれてたのかな??
Kくんには、無限の可能性が拡がっています。
絶対にやり遂げてくれるはずです。
<完>
後記:
私自身記憶に留めたかった生徒でしたので、備忘録として書かせていただきました。
本当に長々の文章にお付き合いいただきありがとうございました。