こんにちは。塾長 中谷です。
今回は宇都宮市内の県立高校入学は厳しい!というお話です。
何が厳しいかと申しますと、
学校が少なすぎます。
他県の状況なども把握していますが、本当に厳しいです。
高校が少ないことのデメリットは次の3つです。
①宇都宮市内には偏差値が低い(45未満)県立高校が無い。
②工業・商業高校が、偏差値50以上の学力が必要。
③トップ高と2番手校、2番手校と3番手校の間が開きすぎ。
です。
特に、①の低学力層に対する手厚さがない。
今、学力格差問題が取り上げられています。
要は、「お金持ちほど高い教育ができるため高い学力になる。」という
問題です。東大生60%の世帯収入は、1000万円以上だそうです。
宇都宮市内の県立高校は、偏差値50以上あれば、どこかに進学できますが、
それより低い生徒はとても厳しい受験を強いられます。
偏差値について、少しだけお話しすると、
受験者の平均点を50として、そこから高い点は数値が増えていき、
低い点は数値が小さくなります。
ですから、偏差値50を挟んで、上にも下にも同数の生徒がいるのです。
しかし、現実には、どこにも市内の県立に進めず、
市街の不便な通学をして通うのか、
高い月謝を支払って、私立高校に行く生徒が多数出てくるのです。
とても厳しい土地柄と感じます。
次回は、②工業・商業高校③高校間の偏差値の開きが大きい
についてお伝えします。