塾長 中谷です。
一球入魂!(一球一球を疎かにせず、全力で注ぐこと。)
勉強でもスポーツでも全力で力を注ぐこと、重要だと噛みしめています。
今回のブログは慶應義塾高校野球部が日本一に輝いた直後に書いています。
感動しました。
甲子園で大活躍だった塾OBのまさき(私の呼び方)こと、
小宅雅己くんについて書きたいと思います。
春の選抜甲子園に出場したときも、今大会勝利を重ねてきても、
ブログにしなかったんですけど、それは宣伝っぽくなることを懸念してたからです。
書けばどうしても商売気が出てしまいます(笑)
しかし、ここまで頑張った彼を称賛せずにはいられない衝動を受けました。
だから今回だけは備忘録的に書きたいと思います。宣伝っぽかったらすみません。。
こういう偉業を成し遂げる選手になるには必ず理由があるんですね。
それが、少しでも学ぶ力の塾生に、そしてお子様がたに響けばと願って書きます。
神奈川県大会から見続けたのですが、さすがに準決勝の土浦日大の試合からは
夏期講習中でしたが、大モニターに映して塾生と見ていました。
いやーーー、準決勝もそうでしたが、決勝の仙台育英戦も本当にしびれましたネ。
両方ともに良い試合でした。
準決勝でまさきが完封勝利を飾ったので、決勝戦はさすがに中一日での先発は無かったですが、
まさきのリリーフ登板がまたすごかった。安心してみていられました。
優勝は全く現実感が無くて信じられなかったです。
腑抜けた感じになってしばらく呆然としていました。
予想をはるかに上回る感動を味わうと自分ってこうなるんだって発見でしたよ。
まさきは中学1年生の春に問い合わせをいただき体験を実施しました。
第一印象は短髪ですが背丈はとくに大きい印象はなく
ごく普通の野球少年の雰囲気でした。
当塾は自らの頭で考えないといけない塾なので
ある程度前向きな気持ちと学力が必要なのです。
体験期間中指導してみると
学習のやり方や要領ののみ込みが早く、テキストを読んで理解する力がしっかりと身についていました。
入塾に関してこちらとしては全く不安がなく、というか入塾してほしかったのを覚えています。
しかし、たしかですがいろいろな塾を体験させたいという意向があった気がします。
体験終了して入塾することなく月日が流れていき彼のことはすっかり忘れていました。
そのような中、数月過ぎた7月末にお母さまより入塾したい旨をいただきました。
まさき本人が当塾を希望したとお母さまからは伺っています。
当塾は50分×3コマが標準なのですが、多忙な彼にはコマ切れでも来塾してもいいことにしました。
時間が限られている中、時間を惜しむように通塾してくれました。
毎日のように車で練習場に向かう姿、
家の前で壁当てしていたり、夕方ランニングに行く様子がかなりの頻度で見られるので
野球が好きで一生懸命な様子がわかりました。
外で会うことが時々あったのですが、立ち止まってお辞儀をする、
ある時は小走りに近寄ってあいさつする、こんなに礼儀正しい人いるって感じでしたよ。
野球漬けの毎日でしたから他の生徒よりも通塾時間が少ないのは仕方ないことでした。
定期試験前恒例の休日9コマ特訓(1コマ50分)も練習が無い時には参加していて、
ずっとずーーと集中を切らすこともなくもくもくと学習していたのを思い出します。
彼の理解力、集中力からすると他の塾生同様な勉強時間だったら
相当にできていたことは間違いないです。
定期テスト5教科点数3年分の平均点を算出してみたのですが380点でしたね。
400点も何度も超えていました。
あの多忙ぶりからするととても良い点数です。
どの科目も満遍なく点数を取っていて、
とくに論理的思考が必要な数学が好きだったように思います。
また、熱心に取り組んでいたのが「速読」でした。
目のトレー二ング効果があるからスポーツにも良いんだよって
説明したら、一生懸命に続けていました。
中学3年生には「速読聴英語」もやっていました。
中学3年生の春、ボーイズリーグで全国に勝ち進んで、
春期講習に参加できないとお母様より連絡があり、
その後全国優勝したと。
「ええええーーー全国優勝??」って感じですよね。
それもピッチャーで。
実はまさき本人からはポジションはショートと聞いていて
ピッチャーはそのとき初耳だったんです。
それまでまさきの実力をほとんど知らなかったので
本当にビックリしました。
中学3年生の夏に
慶應義塾高校のお話しをお母さまより聞いたときは「マジか...スゲ~!」の気持ちでしたね。
内申点がギリギリの状況だったので、
まずは、やることをしっかりとやって内申点を上げないと、との思いでした。
しかし、夏の大会で地方に行くことが決まっていましたし、
来塾できる日数・時間は限られていました。
そこで、夏期講習も空いた時間にできる限り来塾するスタイルになりました。
ここでも集中力はすごくてもくもくと学習していました。
「どう?わかないところはあるか?」って聞いても、
決まって「大丈夫です。」という返答でした。
彼は、わからないところがあってもすぐに聞くのではなく、
解説を読んだりして自分で理解しようと試みるんですね。
そのような行動は、実はわからないとあきらめて聞いてしまう生徒より
間違いなくできるようになる生徒なのです。
ここは宣伝ぽいのですが、そういう生徒になってほしくて
指導システムを確立しているので私からすると理想的な生徒像なんですね。
年明けの1月に慶應義塾高校の合格を聞いたときはうれしかったですね。
まさきの嬉しそうな表情も忘れられません。あの笑顔、人を惹きつけるものがあるんですよ。
マウンドでのピンチ時の笑顔を見るたびにあの時と同じと思ってしまいます。
そして合格後すぐに退塾されたのですが、
3月になってお母さまより慶應での勉強がたいへんなので、
入学までの1ヶ月間、高校の勉強をさせてほしいと相談を受けました。
当塾は高校部はないのですが、
中3生の高校先取り学習は推奨しています。
英数のみですがカリキュラムを作るとトレーニングの合間に来塾していました。
「どう、わかるか?」
「大丈夫です」
やはりこの時も決まった会話でしたね。
まさき、そしてお父さま、お母さま、慶應のみなさん、
優勝、本当におめでとうございます。
まさきがまた顔を出してくれることを楽しみにしています。
当塾には信じられないほど学習して偏差値25UPした生徒、
ラグビーで花園に出場した生徒、また逆転で合格を手にする生徒も多数です。
それでも、やはりまさきほど印象に残っている生徒はいないですね。
学ぶ力は第一志望校の合格率が4年連続で9割を超えています。
小さな塾ですが生徒たちが頑張るを体現してくれています。
最後宣伝ぽくなりました。ごめんなさい💦
合格者の声にまさきがいます。
期間限定で一番上に移動させます。
嬉しいこと書いてくれています。
最後にお願いですが、この記事を他に転載することはお辞めくださいね。
どうかよろしくお願いいたします。
9/29に追加 ⇩ ⇩ ⇩ Amazonより本を取り寄せして、まさきのお母さまより甲子園土産のボールをいただきました。
20240116追記、年末にわざわざ塾まで顔を出してくれました!ナイスガイ!!
お母さまよりいただいた上の優勝記念ボールにサインしてもらいました(笑)